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新型両吹きエアシャワー

新型エアシャワー 開発ニュース   
シーズシーでは従来のエアシャワーの問題点「気流改善」、「ゴミの回収」、「静電気対策」を強化した新型エアシャワー(型式:CAS−201EJV)を新発売いたしました。
さらにインターロックを標準装備し、ドアは向こう側が見渡せる透明タイプとしました。

このページでは新型エアシャワーのコンセプトや機能、開発の背景などを動画やデータを交えてご紹介いたします。
【開発の背景】

シーズシーの基本的な製品コンセプトは「より良い製品をより安価にお届けする」というものです。
従来、低コストな片吹きタイプのエアシャワーをエアシャワーラインナップの中心に置き、なおかつ、その用途は食品・衛生向けが多いであろうと予想し、シンプルな機能の中にも「髪の毛」対策を重視した仕様のCAS-81Pを標準機としてきました。
しかし、近年のクリーン化需要の拡大の中で、求められる機能も少しづつ変化し、また、クリーン化実験を繰り返すうちにより、通常エアシャワーの問題点が浮かび上がってきました。
そのテーマは「気流改善」「ゴミの回収」「静電気対策」でした。新型エアシャワーはこれらの問題を解決する機能を有しております。
新型エアCAS201では、
3つのテーマを改善しました。
【気流の問題と改善】

エアシャワーのジェット気流は横から吹き出すため、対面に当たると壁に沿うように放射状に広がります。このとき、エアシャワーの吹き出し口よりも上の位置にゴミが舞い上がるのですが、ゴミはこの部分にしばらくそのまま滞留してしまいます。
よって、エアシャワーを短い時間(10秒以下)浴びると逆にウエアの表面に付くゴミの量は増えるという結果になります。(詳細はメルマガ会員ページのクリーン化事例に掲載)
実は、このことは以前より知られていて対策も取られてきました。上にパンカーを設置しても効果はありますが、舞い上がりを完全に抑えることはできません。一番効果的なのは、天井からパンチングなどでダウンフローを作りだすことです。しかし、天井全体から風を出そうとするとファンモーター、HEPAフィルターともに追加しなければなりません。当然大幅にコストが上がってしまいます。

コストをかけずにこの問題を解決するために、新型エアシャワーCAS−201では天井に4本のスリットを入れ、エアーナイフのように上昇気流を抑え、ゴミの舞いあがりを防ぎます。
天井にスリットで気流改善
※試作のため量産では少し形状が異なります。
従来の問題と対策例
パンチングでダウンフロー

←分かりやすいように片側のみ記載しています。
動画で確認! 天井スリットタイプは短時間でクリーンナップします。


右の3本の動画は上から、
 
1)スリット式両吹きエアシャワーCAS−201
2)そのスリットをテープで塞いだもの
3)スリット式片吹きエアシャワー(試作)

の内部にそれぞれスモーク発生器で煙を充満させ、エアシャワージェットを開始してからスモークがクリアになるまでの時間を測定したものです。

ご覧のとおり、スリット式エアシャワーがもっとも早くクリアになります。このことは下のパーティクルカウンターの値からも確認することができます。

【片吹きはクリーンナップ能力が低い】

気になるのが、片吹きの効果です。ゴミを吹き飛ばすだけならともかく、風量的には半分しかないわけですからクリーンナップの能力はかなり落ちるということが分かります。

☆クリーンナップ(周囲の気中のダストを除去する)はクリーンルームへの浮遊する繊維くずを持ち込み防止に効果的だと考えられます。一般環境では人が動くことで気流が生じ、周囲の浮遊ゴミを巻き込みながら移動しています。エアシャワーで入室時には、この人にまつわりついている浮遊ゴミを除去する効果が期待されています。

☆ここで検討しているのはクリーンナップする能力ですので、例えば、ウエアの表面に付着したゴミを除去するのにどのくらいの差があるのか、は別の検証が必要です。
スリット式両吹きエアシャワーCAS−201
CAS−201のスリットをテープで塞いだもの
パーティクルカウンターでもスリットの効果が確認できる
スリット式片吹きエアシャワー(試作)
落としたゴミをクリーンルームに持ち込むな! ゴミを逃さない専用アイビーキャッチャー付き

エアシャワーの問題点のひとつにゴミを落とす力はあっても回収する力が弱いことが挙げられます。すなわち、落とされたゴミは床に散らばり、エアジェットの風で巻き上がりを繰り返しながらたまっていきます。ちょっと掃除を怠ったエアシャワーの吹き出し口のくぼみにはホコリがすぐに溜まります。
この対策にはアイビーキャッチャーが有効ですが、アイビーキャッチャーはどのエアシャワーにも使えるような汎用サイズのため、隙間があいてしまう欠点がありました。
アイビーキャッチャーと落下したゴミ
※アイビーキャッチャーは通常タイプです。
【専用サイズのアイビーキャッチャー付き】

CAS−201にはエアシャワーの下半分をすっかり覆ってしまう専用サイズのアイビーキャッチャー(×8枚)が付属しています。このアイビーキャッチャーは床で折り返すことができるようになっているので、粘着マットと組み合わせるとどこにも隙がなく、完璧に落下塵をキャッチすることができます!
【静電気対策】

最後は秒速20〜30mという台風並みのエアジェット風をもってしても静電気で付着した髪の毛などは飛んでいかないという問題です。通常のクリーンウエアは導電糸が入っており、静電気は逃げやすいですが、絶縁物は一度帯電するとなかなか簡単には静電気はなくなりません。
特にクリーンルーム入室前に梱包を解くような場合、剥離帯電が起こってワークにゴミが吸い寄せられます。これをエアシャワーは除去できなかったのです。
そこで、CAS201には標準でCS−JJをセットしました。静電気で付着した髪の毛も除去できます。
静電気で付着したゴミも持ち込まない! これからのエアシャワーは除電も必要!!

●静電気で付着した髪の毛の除去

エアシャワーの風だけでは静電気で付着した髪の毛は除去できません。この実験では髪の毛10本を軽く擦ったPETフィルムに付着させ、両吹きエアシャワーで20秒間吹いたのちの髪の毛の残った本数を、CS−JJ(イオナイザー)OFFの場合、ONの場合で比較しています。

●静電気減衰時間

除電ユニットCS−JJ内蔵のエアシャワーCAS−201は静電気対策にも有効です。CPM(チャージプレートモニター)に1000Vをチャージさせ、エアシャワーを起動させるとわずか1.8秒で100V以下に静電気は減衰します。

髪の毛を静電気で付着させたフィルム
CS−JJ×2式が内蔵されています
●エアシャワー CAS-201-EJV 概略仕様
サイズ W1500(800)×D1000×H2000(1920) ※()は有効サイズ
ジェット風量 17.6m/min以上
ジェット風速 23m/秒以上(ジェットノズル部)
フィルタ集塵効率 0.3μm粒子にて99.97%以上
フィルタ メイン:HEPAフィルター
プレフィルター:不織布フィルター
構造 本体:鋼板焼付け塗装
ドア:手動式アルミカマチ扉 インターロック付
窓 上:透明ガラス3t 下:透明樹脂板
床:SUS304製
ジェットノズル数 側面16個(φ30)+上部スリット4本
照明灯 20W×1灯
電源 本体:AC200V 3φ 50/60Hz
イオナイザー:AC100V 1φ 50/60Hz
消費電力 約850/1200W
質量 約300kg
塗装色 Y22−85B
付属品 イオナイザー:CS−JJ×2式
アイビーキャッチャー:専用サイズ8枚入り/箱
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