クリーンルーム(クリーンブース)の内部でも発塵を伴う作業・工程はあります。このような場合には、内部の清浄度をある程度保ちつつ、周囲に発塵が広がらないようにしなければなりません。この条件に対応する給・排気にHEPAフィルターを備えたクリーンブースをシーズシーでは「逆ミニエン」と呼んでいます。 逆ミニエンでは給気と排気のバランスが大切です。また、気流方向にも注意を払う必要があります。 |
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関連商品 | ||
発塵工程用 逆ミニエン |
ハンダ工程などクリーンルームの中で発塵を伴う工程にはプッシュ・プルタイプのミニエンが有効です。 上部側面からHEPAフィルターで給気を行い、下部側面から排気ユニット(中性能フィルターシートタイプ入り)で排気します。中性能フィルターを重ねて使用することでHEPAフィルター並みの捕集をローコストで行うことが出来ます。 ※逆ミニエンが「クリーンテクノロジー」誌に掲載されました。 |
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クリーン化技術の今後の動向 |
組立工程のミニエンには、高清浄度が要求される装置ユニット回りをテントで覆いクリーンルーム側からエアフィルターを通して清浄化エアを取り入れる方式と、発塵源となる装置をテントで覆いエアフィルターを通して排気させクリーンルーム側を汚染させない方式の2種類がある。前者がミニエン、後者が逆ミニエンとなる。 ・・・中略・・・ 図2に発塵が著しいとされるモールド装置の逆ミニエンについて説明する。ミニエン室外のクリーンルーム清浄度は0.5μmで1,000個/cfレベルであり、このエアはHEPAを通してミニエン内部に送り込まれる。モールド作業中はミニエン内で約5,000~6,000個/cfの発塵があるが、ミニエン内から再びクリーンルームへ排気するときは中性能フィルターを通すので清浄度は約200個/cfとなり、吸気より排気の方が清浄なエアを送り出すことになる。このミニエン内では発塵量が相当増加してもフィルターの除塵効率に応じて清浄化することが可能でクリーンルーム内を汚染させることはない。 ・・・以下略・・・。 引用:園田信夫「半導体組立工場のクリーン化技術」『クリーンテクノロジー』8月号(日本工業出版、2004)47-48頁 |
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簡易逆ミニエン クリーンルーム内で発塵作業を行う場合、内部の清浄度を確保しつつ、ミニエン外部へのパーティクルの漏洩を最小限に抑えることができます。CS-CUTE-05Aを給排気に使用した簡易版逆ミニエンです。 ※メルマガ会員ページの「クリーン化事例」のコーナーに簡易逆ミニエンの清浄度・気流についてのレポートがあります。ご参照ください。 |
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