エアシャワー用粘着シート 「アイビーキャッチャー」

使われ方
アイビーキャッチャーのコンセプト
アイビーキャッチャーをエアシャワーの壁に取付 ① まずは、IVYキャッチャーをエアシャワーの壁に貼り付けます。
エアシャワーを浴びる ② そうすると、エアシャワーが稼働している際に、人や物から飛ばされたゴミなどを吸着します。
ゴミの種類と量が目で確認できる ③ IVYキャッチャーで吸着されたゴミは目で見えるので、ゴミの種類と量を確認できる上、
作業員の異物混入防止の意識の向上に繋がります。
既に対策を打っているお客様にも最終チェック用の武器として好評!!
① 生産現場では、異物混入防止のために、様々な対策が行われているようです。 エアシャワーを浴びる前に、ブラッシングしたりローラーをかけたり
② それでも、ゴミ混入が完全にゼロになることが難しい...
ゴミ混入が発見
③ それらのしつこいゴミをIVYキャッチャーで徹底的に除去しましょう。
その上に、ゴミの実態を把握したことで
作業員たちが
「もっと気を付けなくちゃ」、「もっと有効的な対策を考えなくちゃ」などの意識が高まることが期待できます。
アイビーキャッチャーで最終チェック
こんな工場で使用されています!!
食品・化粧品・製薬業界
アイビーキャッチャー(白)
白タイプは髪の毛をチェック!
フィルム加工・自動車塗装・エレクトロニックス業界
アイビーキャッチャー(黒)
黒タイプは繊維くずや埃をチェック!
詳細はこちらアイビーキャッチャー(黒)詳細ページへ
アイビーキャッチャーはなぜ、吹き出し口の周りに貼るのでしょうか?
アイビーキャッチャーは穴あり/なしの2タイプがあり、「穴あり」はエアシャワーの吹き出し口の周囲に貼って使いますが、これは吹き出し穴をセンターとして一辺が290mmの正方形としてデザインされています。では、どうしてこのようなデザインとなったのでしょうか?この答えを解くには2つのキーワードがあります。

ベルヌーイの定理
慣性衝突

どちらも物理の用語で難しいので、簡単に書きますね。まず、ベルヌーイの定理とは、ごく簡単に言うと流体の速さと圧力(と外力ポテンシャルの)関係を記述したもので運動エネルギーの保存則に相当します。
エアシャワーの場合、吹き出し風速は30m/秒と台風並みの高速になりますが、吹き出し口の内側では逆にファンモーターから押し込まれて高圧・低速の状態なわけです。そして吹き出し口で解放されて高速のエアの流れになりますが、この時、流体は周囲よりも低圧になります。(圧力と速度の関係は一定。どちらかが増えれば一方は減る。)
圧が低いので、そこに引き込まれる気流が発生するのです。この気流には飛ばされた毛髪やホコリが含まれますが、気流(=気体である空気の流れ)の方は力の働く方向へ向かって動き、壁に衝突すると今度はそれに沿って動くようになります。しかし、気流に乗って動いていたホコリや毛髪などはそのまま慣性力が働いて、壁に衝突します。これを慣性衝突といいます。アイビーキャッチャーはこのようにして、エアシャワー吹き出し口周辺に集まるホコリや毛髪を捕集しているのです。
※画像はクリックすると拡大します。
エアシャワーの吹き出し口の周り
●アイビーキャッチャー白吹き出し口の周り
黒っぽい繊維くずなどなどホコリが容易に確認できる。よく見ると、白っぽいホコリもあることが分かる。


●アイビーキャッチャー黒
吹き出し口の周り
白っぽい繊維くずなどがはっきりと確認できる。黒っぽい繊維はほとんどわからない。
アイビーキャッチャー 原理 イメージ図
アイビーキャッチャーになぜダストが貼りつくのか?

 ●実際のエアシャワーで実験してみました。

金属製のスケールに30mmピッチで赤い刺繍糸を貼りつけ、アイビーキャッチャーを貼った吹き出し口近くに近づけて、エアシャワーを起動します。すると、吹き出し口センターのものはまっすぐ飛ばされるような動きとなりますが、残りの糸は瞬時にアイビーキャッチャーに貼りついてしまいます。
アイビーキャッチャー 実験の様子1
エアシャワー起動前
アイビーキャッチャー 実験の様子2
1回目:吹き出し口正面は飛ばされ残りはくっつく 
アイビーキャッチャー 実験の様子3
2回目:結果はほぼ同じ
アイビーキャッチャー 実験の様子4
ノズルを極端に上向けに するとすべての糸が捕集された
アイビーキャッチャー 実験の様子5
下向き 正面の糸はぐるっと一周して捕集されている
アイビーキャッチャー 実験の様子6
左向き でも結果はほぼ同じ

 ●吹き出しノズル周りの清掃

上記の結果から、意外なことに清浄空気を吹き出すノズルの周りがゴミだらけになることが分かります。残念ながら、この溜まったホコリは清掃以外では取り除くことができません。実際にどうなるのか、クリーンルームライトで見てみましょう。※通常の目視ではほとんどわかりません。指でそっとなぞると分かります。

吹き出しノズル周りの清掃1   吹き出しノズル周りの清掃2

●エアシャワーで飛ばしたごみはどこへ行く?

大事なことはエアシャワーは除塵能力よりもゴミの回収能力が劣る場合が多いということです。落としたダストをそのままにしておけば、せっかく落としたのにやがてはクリーンルーム内に侵入し、結局は汚染につながります。

アイビーキャッチャーの目的はそれ自体の捕集能力もありますが、それ以上にまず、ウエアの管理やローラー掛けの実施などで持ち込み自体を減らすこと。次に清掃のタイミングを計ること。汚れが目立って来たら、アイビーキャッチャーの交換だけでなくエアシャワーの清掃も合わせて実施して欲しいと思っています。見えにくいですがノズルの周りや壁、そして直接風が当たらないガラス窓もゴミだらけのはずですから。

アイビーキャッチャーは上記2例のように持ち込みダストや堆積ダストの現状、あるいは対策の結果を作業者に認識させる働きが大切であると私たちは考えています。そのため、全体に貼るということをしなくても、捕集に効果的な吹き出し口回りに貼るというデザインになっているのです。
アイビーキャッチャユーザーの声を聞きました(アンケート集計)

アンケート結果はグラフにしました。
近年、「食の安全・品質向上の為のクリーン化要求」が高まりつつあります。
そんな中、現場ではどのような状況で「クリーン化」に取り組まれているのかを検証したく、この度弊社商品「エアシャワー用粘着シート IVYキャッチャー」をご購入いただいておりますユーザー様にご協力を頂き、アンケートを実施致しました。また食品業界だけでなくエレクトロニクス関係やその他の業界での使用についてもわかりましたのでご報告をさせて頂きます。
詳しくはこちらアンケート結果
【メルマガ会員ページ 旧事例より】
(ユーザーの声を聞きました 第2弾!)


エアシャワーは「毛髪混入クレームの根絶」が出来るのか?!
アイビーキャッチャーでエアシャワー内の毛髪除去数を確認

 実態調査をしました!

ご協力頂いたのは埼玉県にある食品メーカー様約130名の作業者が昼・夜勤の2交代制で作業をされます。食品メーカー様ゆえに徹底した衛生管理をされております。調査には「IVYキャッチャー30」を使用。
エアシャワー内に貼る吸着シートで、内部のゴミが付着することで「見える化」が可能になります。
アイビーキャッチャー 付着した毛髪本数

アイビーキャッチャーで数量をカウントしていて、あるとき4倍も除去!
驚きの結果は・・・この続きはメルマガ会員ページに掲載しております。




アイビーキャッチャー サンプル分析

アイビーキャッチャー 考察
 

実際にアイビーキャッチャーをお使いのユーザー様を訪問しました。
兵庫県姫路市にあります前原製粉株式会社様に取材&見学に伺いました。同社は全国に白玉粉やもち粉、お餅などの製造販売をされている会社ですが、地元ではとてもポピュラーなブランドで親しまれています。

詳しくはこちらIVYキャッチャーユーザー様の訪問レポート
アイビーキャッチャー 見学

エアシャワー以外の場所にも ~パスボックスや除塵工程(エアーガン)など
エアシャワー付HEPAフィルターユニット付パスボックス エアシャワー付、HEPAフィルターユニット付パスボックスはクリーンルームへ持ち込むワークの除塵のために使われます。大切なワークへのゴミの再付着を防ぐためにも、IVYキャッチャーをお使いください。
エアーガン 梱包前や検査時などワークの除塵のためにエアーガンでブローする工程があります。フード内で集塵機と組み合わせて使うなどの方法が一般的ですが、そのフード内の壁にIVYキャッチャーを使えば、飛散防止効果があります。

IVYキャッチャーの粘着剤がエアシャワーに壁面についてしまったとき、取るのが大変だと思っている方、これを試してみてください。

糊剥がしスプレー(シール剥がしスプレー)

★検索ワード: シール剥がしスプレー、糊剥がしスプレー、テープ剥がしスプレー

IVYキャッチャーの裏面にある両面テープは糊残りが極めて少ない粘着剤を使用していますが、温湿度条件や貼り付け期間などによっては糊残りが生じることもあります。
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