パーティクルカウンタとの比較解説やポラリオンライトを使用した異物除去実験などを紹介します。

製品不良原因となる異物(浮遊・落下・付着)や傷を強力な光で見える化

ポラリオンライトは、シーズシーのクリーンルームライトシリーズで
最もハイパワーなハンディライトです。
条件が良ければクリーンルール内の約10μm程度の異物まで見ることが可能です。
クリーンルーム内の様々な異物や傷などを浮かび上がらせます。

【清掃前】

【清掃前(拡大)】

【清掃後】

【清掃後(拡大)】

一般環境下では目に見えない浮遊異物もポラリオンライトを当てると、
浮かびあがります。
クリーンルーム内でも、浮遊異物が全く無いわけではありません。
左写真のように気中に漂って製品付着の原因になっていたとしたら…

「百聞は一見に如かず」ということわざの通り、人は目に見えない物よりも目に見える物の方が認識しやすいです。
ところが、クリーンルームでは目に見えるか見えないか、ぐらいの小さな異物が
見つけにくい形状であることが多く、対処することが困難です。
異物がどこにあるのか?どれくらい積もっているのか?どこからきたのか?
把握できないと対処のしようがありません。
上記を解決するために、
クリーンルームライトで目に見えない異物を見える化し、
問題点を共有することで関係者の意識が高まり、効果的な対策の導入・実行に繋がる
でしょう。
ポラリオンライトは光が強力で広範囲を見ることが可能な為、
見える化の共有や教育、清掃後の確認に役立ちます。


ポラリオンライトには、通常構成品として「グリーンフィルター」が付属しています。
ではなぜ、グリーンフィルターなのでしょうか?
一言でいえば、「緑の光は目に良い」ことが理由にあがります。

人間の視覚系感度は、光の波長によって異なりますが、
明所視(※明るい場所で視神経が機能している状態)では、555nmがもっとも感度がよいとされています。
この波長がポラリオンライトのフィルターピークに設定されているので、【最もよく見える】というわけです。
また、暗所視では、507nmの光に対して最も感度が良いと言われています。
◀色彩のポータルサイト~カラーセミナーより転用。

ポラリオンライトは、グリーンフィルター以外にオプションで2種類のフィルターをご用意しております。 用途に合わせて使い分けが可能です。グリーンフィルターとの比較をご紹介します。
グリーンフィルター (標準付属品) |
UVカットフィルター (オプション品) |
UVフィルター (オプション品) |
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外観 | ![]() |
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特徴 |
明所視でもっとも感度が良いとされている555nmをピークに設定したフィルター。暗所視の507nmにも対応。 |
グリーンフィルターに450nm以下の波長をカットするガラスを組合せたフィルター。 |
ポラリオンクリーンルームライトの発する可視光の領域をカットし、紫外線のみを通すフィルター。 |
見え方 | |||
分光光度 | ![]() |
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