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 イオン発生器「CS-JJ」の実験

クリーンエア+イオン発生器=クリーン空間除電 CS-JJ実験の様子
除電装置 CS-JJ

「CS-JJ」とは?

プラス・マイナスの各イオン発生器とコントロールユニットからなるイオン発生器です。CS-CUTEのようなFFU、またはエアシャワーなどのクリーンエアの風を利用することで除塵と除電を同時に行うことができます。

 実験でイオンの特性を確かめましょう

CS-JJを含むコロナ放電式イオナイザーは産業界で静電気対策品としてもっとも多く使用されていて、メーカーも品種も数多く出回っていますが、その基本的な原理と効果、特徴はだいたいどれも同じです。以下の実験でイオナイザーから発されるイオンの特性を把握しましょう。

 【実験1】 イオンの寿命は大変短い

イオナイザーが出すイオンは自然界ではありえないほど、桁違いに大量です。しかし、この寿命はかなり短い。わずか、2~3秒で半分以下になってしまい、10秒程度でほとんどなくなります。

左実験1の表をご覧ください。CS-JJから約20cmの距離でイオンカウンターを作動させます。CS-JJのイオン発生量は約2500K個/CCに対し、使用した測定器ITC-201A(アンデス電気製)は上限1236K個/CCなので、測定値は振り切れてしまいますが、ここで、CS-JJを停止させます。10秒後では、ほんのわずかのイオンをカウントするのみで、ほとんどのイオンは無くなってしまっています。(この実験ではFFU=HEPAフィルターユニットは停止させています。)
CS-JJ 実験の様子
実験1写真
CS-JJ イオン測定結果
実験1表

【実験2】 イオンは風で効果的に運ばれる

次にイオンは風で効果的に運ばれるということを実証しましょう。実験1の状態でイオンカウンターを1m離します。FFUが停止している状態ではほとんどイオンをカウントしませんが、FFUを動作させ、風速1m/秒の風を送ると測定限界以上のイオンをカウントします。次に2m離した場所で行うと、先ほどよりも少ないですがやはり大量のイオンをカウントします。このようにイオンは風を使って運ぶことが有効です。ですから、イオナイザーの中には自身でブロアファンを内蔵したものがあります。

イオンが動く力に静電気力(クーロン力)もありますが、この力は距離の二乗に反比例するので、距離が離れてしまうと極端に落ちます。

一方、風で運ばれるのはイオンだけではありません。ホコリもまた、風で運ばれます。そこで、CS-JJのコンセプトはクリーンな風を出すクリーン化機器の風の力を使って効果的にイオンを運びましょう、ということです。このことによって、幅広い空間に清浄な空気に乗せてイオンを届けることができるようになるのです。

※この実験では通常よりやや風速の速いFFUを使用しています。
※風速が1/2であれば、届くイオンの量と距離の関係も1/2程度となります。
距離別 イオン測定
実験2写真
距離別 イオン測定結果
実験2表

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